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プロギタリストが選ぶ:初心者におすすめジャズギタリスト

新型コロナウィルスによる巣籠もりで音楽を聴く時間が増えたと言う人は多いだろう。

そしてその中でもジャズを聴く人が増えている。雰囲気作りのためのBGMというステータスから、ジャズを本格的に聴く人たちだ。

そしてもう一つこの期間、ギターの売り上げがかなり上がっている現象。聴くだけでなく、弾く、創る方向に動いてる。

 

さて、ギター人口とジャズファンが増えているなかで、もう一度ジャズギターの進化を振り返ってみたい。前回は軽く何人か紹介したが、今回はライブジャムの新しいギター講師、朝田拓馬プロから初心者に聴いてもらいたいジャズギタリストを年代毎に推奨してもらう。

 

ここからは拓馬先生の言葉で、まずは20世紀の偉大な3人

 

 

≡ ジャズギター初心者に聴いてもらいたい歴史的ギタリスト:1950年代編

 

Tal Farlow  タル・ファーロウ

 

おすすめアルバム

☆Autumn in New York 

☆Tal

https://youtu.be/gIaseicCzFk

 

1923年、ノースカロライナ州グリーンズボロ生まれ。

「オクトパスハンド」の異名を持つほど大きな手の持ち主で、音色は極めて太く暖かいフルアコサウンド。凄まじいテクニックでビバップラインを弾き倒す、50年代を代表するジャズギタリストです。

彼は譜面や音楽理論には強くなかった?

らしく主にチャーリークリスチャン、ベニーグッドマン、チャーリーパーカーなどのレコードから耳で学んだそうです。(この時代では当たり前かも知れませんが!)

定番のカルテット編成の他にも

ピアノ、ベース、ギターという変則トリオでのアルバムも多く出ており、ドラムがいない分こちらはよりタルの紡ぎだすラインのグルーヴ感が生かされており聞き応え抜群です。

ソロギターのコードワークセンスも素晴らしく、当時としてはかなり斬新なリハーモナイズ(本来とは違うコード進行を当てはめること)を駆使しています。

旋律の動かし方も当時流行していたビッグバンドの要素を感じますね。

そしてソロギターであっても考え抜かれたアレンジを弾くのではなく、本能的に弾いている感じがとても面白いです!

完全に感覚派のプレイスタイルですね。

曲によっては5弦のみ1オクターブ下げてチューニングし、あたかもベースが居るかのような厚みをだしたり、当時としてはかなり斬新なハーモニクス奏法を駆使していたりとアイディアマンでもあります。

 

≡ ジャズギター初心者に聴いてもらいたい歴史的ギタリスト:1960年代編

 

Wes Montgomery ウェス・モンゴメリー

 

おすすめアルバム

☆The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery

https://youtu.be/MOm17yw__6U

 

1923年インディアナ州インディアナポリス生まれ。

言うまでもなく最も影響力のあるジャズギタリストの一人ですね!

親指一本で弾ききるウォームなトーン、彼の代名詞ともなるオクターブ奏法、まるでチャーチオルガンのような高速コードソロなど、40〜50年代までは管楽器フレーズをそのまま当てはめたようなスタイルだったジャズギターをより新しいサウンドに進化させた偉大なギタリストです。

YouTube、Spotifyなどのサブスクリプション再生回数を見ても彼が未だ大くのリスナーの心を掴んでいる事が伺えます。人か心地よく感じる音の中心を捉えているのでしょう。

 

音楽一家に生まれた彼は以外とギターを弾き始めたのは遅く、20歳頃だったとされています。そしてとても苦労人でした!

子供は7人もいて朝は牛乳配達、昼は工場勤務、夜はクラブで演奏という激務の日々を三十代半ばまで続けていました。

真偽のほどは定かではありませんか親指奏法はそもそも夜中に家族を起こさないよう、小さい音でギターを練習する為にやっていたのだとか。優しさから出来上がったサウンドだったんですね、、。ハードな生活を続けていた為か45歳の若さで亡くなってしまいました。

59年にリヴァーサイドレーベルと契約してからは名作を次々と生み出して行きます。

特に60年リリースの「The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery」は彼の魅力を知るのにまず聴いて貰いたい一枚です。

 

 

≡ ジャズギター初心者に聴いてもらいたい歴史的ギタリスト:1970年代編

 

Pat Metheny パット・メセニー

 

おすすめアルバム

☆Bright Size Life

☆Speaking of now

https://youtu.be/X9F8OFn74zw

1954年ミズーリ州リーズ・サミット生まれ。

これまでに20ものグラミー賞を獲得、

ジャズギターの歴史全年代を通じて最も商業的に成功し、イノベーティブなギタリストと言えると思います。

ジャズの歴史を継承しながらも常にジャズの在り方に疑問を投げかけ、様々なジャンルの音楽を融合させた、月並みな言い方ですが誰にも似ていない独自のメセニーミュージックを築き上げました。

アルバム「TRIO99’-00’」など素晴らしいギタートリオなどの作品はもちろん、(ギタートリオとはベース、ドラム、ギター編成の事。ギター3人ではありません笑)

パットメセニーグループというまるでジャズとワールドミュージックを融合させたまるでオーケストラのような、壮大な音楽を演奏するグループを率い、ジャズミュージシャンとては極めて稀な数千人規模の会場でワールドツアーを行える程のコンテンツを作り上げました。

使用楽器は初期はGibsonES-175、近年は主にアイバニーズ製のパットメセニーシグネイチャーモデルを使用。

トーンが絞られた太くて丸い音、ドライブ感が半端ないうねる高速フレーズ、、

聴けば一瞬でメセニーだと分かる魅力を持っています。

デビュー作で代表曲が多数収録されているトリオ編成のアルバム「bright size life」(ベースはあのジャコパストリアス!)と、パットメセニーグループでは「speaking of now」

が入門アルバムとして特にオススメです!

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